ポジション別 必要な技術や心構え

こんにちは。今回は、チームのレギュラーやポジションごとに必要な技術や心構えを独断と偏見で書いておきたいと思います。

〇レギュラーに必要な技術・心構え

・確実に入るサーブを打てる力

試合の中では、「このサーブは絶対に入れないといけない」という場面があります。そのときにサーブミスするようでは、相手に流れが行ってしまいます。相手にとっては、立っているだけで点が入るという最悪の状況になってしまいます。

・失敗してもあきらめない心

 ミスをしたときに、「次同じボールが着たら絶対にあげる(きめる)」という気持ちがない選手は、また同じミスをしてしまいます。「できない」「無理」「どうしよう」などと言うのであれば、試合に出ていない選手と交代するべきと考えます。

・チームメイトのミスを許せる心(自分のミスと思える心)

誰かがミスをしたときに、次に同じミスをしないようにするには、どのような言葉をかけてあげればよいかがわからないといけません。ミスをした選手を責めると、精神的に追い詰めることになります。ミスを責めるのは、監督だけでよいのです。試合の敗因についても、同じです。

また、自分のプレイは100%良かったのかを考えることも必要です。例えば誰かがスパイクをミスしたときに、セッターはトスが近くないか低くないか考えないといけません。レシーブした選手は、カットがネットに近すぎてないか遠すぎてないか考えなければいけません。すべてのミスを、チームのミスととらえて、「次はこうしていこう」と話し合うことが大切です。

バレーボールは、チームで行う競技です。ということは、ポジションがあり、それぞれの役割があるのです。自分にできないことを責めるべきではありません。例えば、スパイカーの、トスを責める行為。リベロの、スパイカーを責める行為。自分にできないプレイを、他の選手がやってくれるからこそ、ゲームが成り立つのです。だから、他の選手を尊重し、信頼しなければいけません。「みんながつないで、打たせてくれている」「自分のかわりに、打ってくれている」のです。

〇アウトサイド(レフト・ライト)

・どんなトスでもスパイクを確実に入れる力

カットが乱れたときの2段トスは、レフトに上げるのが基本です。また、レシーブがレフト方向に上がってしまったときは、ライトに2段トスが上がります。ライトへのトスは、バックトスになるので、乱れることが多いです。オーバーで返すのと、ゆるくても打って返すのとでは、相手の心構えがだいぶ変わってきます。

・スパイクカット・サーブカット

レフトは、スパイクさえ打てば良いということはありません。スパイクレシーブ・サーブレシーブのできるアウトサイドは、スパイクの調子が悪くても挽回できます。後衛のときに拾って、前衛のときにきめる、それがエースです。

・二段トス・カバー

セッターがレシーブしたときや、セッターが後衛でレシーブが低いときは、ライトがトスをすることになります。また、後衛のときには、フェイントのレシーブや乱れたカットのフォローも大事な役割です。

〇センター

・ブロック

 バレーボールの守備は、レシーブだけではありません。サーブ側のチームがサーブを打った後に行う最初のプレイがブロックです。幅広く動いて、どこからのスパイクでもブロックに跳ぶことが必要です。

・スパイクを左右に打ち分ける力

センターのスパイクには、ブロックがつくことが当たり前です。そのブロックの左右に打つことが大切。左右の片方にしか打てないと、相手によまれてしまいます。

・低いトスを打つ力・フットワーク

 センターにはブロックがつきやすいので、低いトスを打つ力が求められます。速攻やセミ・バックセミを打てることで、相手のブロックを散らすことができます。

ブロックを飛んだ後、すばやく下がって低いトスを打つことが大切です。コート中央でプレイするので、常にボールの位置を意識して、早く動かなくてはいけません。

〇セッター

・安定したトスを上げる力

セッターの一番の役割は、トスを上げることです。アタッカーの打ちやすいトスを上げることが何よりも大切です。練習のときと、大会のときとで、トスの高さが違ったりすると、スパイカーが打ちづらくなります。

・いつでも冷静に、周りをフォローする気持ち

3回のボールタッチの2回目は、セッターが触ることが基本です。そのセッターが、精神的に弱かったり味方のミスを責めたりすると、チームの雰囲気が悪くなります。常に冷静で、チームメイトを盛り上げることが必要です。

・相手のブロックを振る力

基本的にはブロックは2枚つくので、スパイクを打つコースが限定されてしまいます。セッターは、味方選手のスパイク力を考えたうえで、いろいろな所にトスを上げなければいけません。

〇リベロ・レシーバー

・どんなボールでも上げるという気持ち

リベロは、レシーブの練習しかしません。したがって、上げて当たり前という意識を持ってプレイしないといけないのです。また、チャンスボールやサーブレシーブは、積極的に声を出してとるべきです。

・失敗してもあきらめない心

リベロは、他のプレイヤーと違って、得点する場面がありません。ミスを続けるリベロは、チームにとってマイナスです。「同じミスを繰り返さない」・「次は上げる」という気持ちが大切です。

〇ピンチサーバー

・確実に入るサーブを打てる力・サービスエースを狙うサーブを打てる力

どんなに技術が低くても、サーブに関しては、チームの中で6番手までに入れば、出場の機会があります。「サービスエースを狙える」もしくは、「確実に入るサーブを打てる」選手は、ベンチに一人は入れておきたいと考えます。

〇まとめ

 いかがでしたでしょうか。独断と偏見で書きましたので、「これは違う!」というところなどあるかもしれません。皆さんの『ある程度の』参考になれば幸いです。

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