サーブカットの人数と配置の工夫

こんにちは。 今回は、サーブカットの人数についてのお話をします。また、その中で工夫できるポイントも紹介します。

中学校のチームのサーブカットは、セッター以外の5人・W型で行うことが約90%です(自分調べ)。しかしながら人数に決まりはないので、以下のように変えることができます。各隊形は、セッターの移動距離の一番長い後衛左側のときです。

〇5人W型

リ:リベロ 他は今まで通り

W型は、コートにセッター以外の5人のプレイヤーを配置してサーブカットします。一見安定しているようですが、以下の点で不利です。

・レシーブの下手な選手がいると狙われてしまう

・セッターが後衛の時の動きが長い

・速攻に入りにくい

・消極的なレシーブになる選手が多く、お見合いがある

〇4人U型

セッターと前衛センターを除く4人の選手でサーブカットします。後衛のセンターにはリベロが入ることが多く、レシーブが安定します。前衛センターは速攻に入りやすくなり、セッターの動きも緩和されます。お見合いが少なくなる半面、コート中央がウィークポイントになりやすいです。

〇4人N型


 U型と同様にセッターと前衛センターを除く4人の選手でサーブカットします。コート中央に選手を配置しますので穴は端になります。相手がここを狙ってもネットやアウトになることが多くなります。中央の選手と後ろの選手とのコミュニケーションが大切です。

〇3人


 多くの場合、両レフトとリベロの3人でサーブカットします。ここまでくると、この3人のレシーブ力がないと機能しなくなります。ただ、セッターの移動距離はかなり短くできますので、オプションとして練習しておくのもよいでしょう。

〇潰す

さて、ここからは工夫ポイント。自分が一番利用したことがあるのは、「潰す」隊形。具体的にはこんな感じ。

前列を下げて後列を上げることで、各選手の責任範囲を縦長にします。そうすることでお見合いを防ぎます。サーブが強くてエンドラインにしか来ないときとか、前に突っ込める選手が多いとき等に利用できます。

これを応用したのがこの形。


4人で潰し、前衛を左に、後衛を右にすればセッターが超楽。ライト打てないけど^^;

〇集まる

レシーバが中央に集まった形。外に来るボールは取りづらいものの、誰のボールかの判断はしやすくなります。また、結果的に中央の選手のレシーブが減ります。

〇離す

今度は「離す」。中央の選手にレシーブさせたいときはこれ。応用すれば、リベロの守備範囲を広くしたりできますよ。

〇まとめ

今回は、サーブカットの人数と配置の工夫についてお知らせしました。自分のチームの状況だけでなく相手チームのサーブ力などにもよって変えた方が良いので、複数練習しておくことをお勧めします。

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