フロントオーダーとバックオーダー

こんにちは。

今回は、3-3システム(セッター以外の5人がスパイカーのシステム全般)のスターティングオーダーの並び方についての考察をします。

ここまでブログを見ていただいた方はもうお分かりかと思いますが、このブログではWS(ウイングスパイカー)とか、MB(ミドルブロッカー)とかといった言い方はしません。実際に自分がバレーしているのですが、周りにそんな言い方している人いませんし、このブログ自体が上級者向けではありませんので。同じ理由で、レセプションとかディグとか言いませんので予めご了承ください。

えっと、何の話でしたっけ?ああ、フロントオーダーとバックオーダーでしたね。

〇フロントオーダー・バックオーダーとは

3-3システムのチームは、普通レフト・センターが2人ずつ、ライト・セッターが1人ずつです。それぞれ2人のレフト、2人のセンター、ライトとセッターを対角に配置しますよね。下の図のように、前衛で左から順にレフト・センター・ライトが並ぶことがある並び方をフロントオーダーといいます。

大体の(初歩的な)チームはこんな並び方ですね。

これに対してバックオーダーとは、下の図のように後衛で左から順にレフト・センター・ライトが並ぶことがある並び方です。

〇フロントオーダーのメリット・デメリット

フロントオーダーのメリットは、サーブカット6回中3回が、すべてのスパイカーが自分のポジションの目の前でカットできる点です。左からレフト・センター・ライト(セッター)と並ぶ2回と、セッターが前衛左側のとき(セッターをコート左端に居させてレフトとセンターが左にずれる)です。ですからこのときは、スパイクがとても打ちやすいです。

しかしその反面、その他の3回のローテのときは自分のポジションで打てないプレイヤーが出てきます。大体一つ隣のポジションまでは移動して打てますからセンターは大丈夫なのですが、ライトが2回レフトから、ライトと隣のレフトが2回ライトから打たなくてはいけなくなります。また、次回あたりから紹介する4人サーブカットの配置もとりづらく、セッターが後衛左のときの前のプレイヤーがレフトになってしまいます。このプレイヤーはセッター隣ですからチームの核になっていることが多く、サーブカットもすることが多いでしょう。よってセッターは前に移動しづらいのです。

〇バックオーダーのメリット

一方、バックオーダーは、サーブカットからのスパイク時、自分の1つ隣のポジションまでの移動が可能ならば6回中1度だけ、自分のポジションで打てないプレイヤーが出るだけで済みます(ライトがレフトから、セッター隣のレフトがライトから)。そして、セッターが後衛左側の時の前はセンター(普通のチームではリベロが入るプレイヤーですよね)なので、ネット際まで出てもらえればセッターの移動が楽になります。

〇まとめ

以上の観点から、セッター以外の5人がスパイカーのシステムでのスターティングはバックオーダーのほうが良いです。慣れるまでちょっと気持ち悪い(実際、フロントオーダーしかやったことない人は気持ち悪いって言います。それが唯一のフロントオーダーの理由^^;)かもしれませんが、すぐに慣れてチーム力が上がりますよ。

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