ポジション考察1 セッター

こんにちは。

 今回から、ポジションについての考察をしていこうと思います。

 過去にこんな記事も書いています。

  ポジション別 必要な技術や心構え

 

第1回は、セッターについて。

 なぜって、私が一番長くやってるポジションがセッターですから。

 
 

1.セッターとは

 セッターとは、バレーボールの3回のタッチのうち、2回目のトスを担う超重要なポジションです。私は、セッターが何より大事なポジションだと考えています。なぜなら基本的に毎ラリーボールに触るからです。

 しかしながら、セッターは決して目立ちません。バレーボールの好きなプレイランキング(自分調べ)不動の1位はスパイクですが、セッターは基本的にスパイクを打たないからです。

ツーセッターっていうスパイクを打つ戦術もありますが(跳べないブタ流 2セッターのチーム編成を参照)。

目立ちませんが、攻撃面でチームの司令塔として活躍します。サッカーでいう2列目・ボランチなどといったところでしょうか。

 

2.セッターの醍醐味

 セッターの楽しいところは、自分のチームの攻撃を選べるところです。

スパイカーは後衛も含めて2~5人いますが、誰にどんなトスを上げるか選択して、なるべく相手ブロックの数を少なくして打たせることが大切です。ゲーム序盤で速攻を中心に攻撃を組み立てていき大事なところでレフトに決めてもらうとか、バックアタックやライトからの攻撃も絡めて相手ブロックを翻弄することができると、とっても楽しいです。

セッターの敵は、相手ブロッカーです。

私は最近まで男女混合バレーをやっていたのですが、どうしても男性のアタッカーに対してマークが付きます。そこを女性に上げて、ノーブロックで打たせて得点することが気持ちよかったです。

 

3.セッターに必要な力

 上手な選手が決まっていてその選手しかスパイクを打たないのであれば、オーバーパスが上手ならセッターができます。

しかしながら、先程書いたようにセッターは攻撃を選択する司令塔ですので、ゲームの流れをつかんで判断する力がなくてはいけません。できるだけいろんな選手にトスを上げながらも、相手に読まれないように、そして勝てるように采配しなくてはいけません。私はセッターをするとき、選手全員に1回の前衛(3ローテ)で1本はスパイクを決めてもらえるように配慮していました。

 そしてセッターはスパイクを打ちませんので、自分は目立たずに周りの選手を支える立場になります。気分でプレイが荒くなってはいけませんし、仲間に対して要求が強すぎるのもまずいです。コート上の王様ではいけないわけです。常に冷静で、なおかつ優しくなくてはいけません。

 

4.左利きは有利?

 はい、有利です。

 スパイクは、右利きの選手は右側からのトスの方が打ちやすいことが多いです。ですから、セッターはネット際のコート中央やや右でトスを上げます。レフト側を向いてトスを上げますので、セッターが左利きなら、前衛のときはツーアタックを打てるのです。右手でも打てないことはありませんが、ミートが難しいですしネットタッチもしやすくなります。

 しかしながら、左利きだからセッターということは避けた方が良いです。上記のようにセッター向きかどうかの方を優先させましょう。背の高い左利きはライトアタッカーにしてください。

 

 

まとめ

 今回はセッターについてまとめました。

セッターはチームの核となる大事なポジションです。大変ですが、おそらく一番やりがいのあるポジションです。スパイクが打てないので人気のあるポジションではないかもしれませんが、セッターがいないと試合ができません。セッターができると選手として幅が広がりますので、一度は経験しておきたいポジションです。

 

次回はオーバーの練習方法の紹介をしようと思います。

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