ポジション考察2 リベロ

今回はリベロについて書きたいと思います

1.リベロに関するルール

1チームに2人まで登録できます。登録は試合毎になります。セット間での変更はできません。

リベロは、サーブを打たない後衛の選手と変わることができます。その選手が前衛に上がる時にはまた交代しなくてはいけません。

アタックをしてはいけないというルールがありますのでネット上端より上のボールを打って返すことができません。また、リベロがアタックラインよりも前でオーバーしたボールをタックしてはいけないというものもあります。このルールの為リベロはセッターにはなれません。しかしバックアタックの様にアタックラインの後ろからジャンプトスすることは可能です。よくある反則の形としてはブロックカバーをリベロがオーバーであげそれを打ってしまうというものです。

中学校のルールでは、片方のリベロがコートから出てくる時にもう片方のリベロが他の選手に代わって入るということができます。この時、サイドライン上に4人の選手が並びます。

2.リベロの役割・心構え

リベロは当然レシーブが上手でなくてはいけません。更に、コートの一番後ろにいることが多いですので、レシーブ体系全体のマネジメントも必要になります。ベンチに下がることもあるため、監督やコーチの指示を伝達する役割もあります。

リベロはスパイクもサーブもてないので、縁の下の力持ち的な存在です。人一倍声を出して、失敗した選手励まし成功した選手を誰よりも早く褒めましょう。チームの精神的な柱であることが望まれます。

リベロはサーブが打てませんのでセッターよりも得点機会がありません。スコアにはレシーブミスが並ぶことになります。このレシーブミスをいかに少なくするかということが大切です。一度や二度の失敗で挫けず、次は必ずあげるという気持ちが重要です。上げて当たり前だという気持ちを持ち、チャンスボールなどは積極的に取りに行くことが必要です。

リベロはレギュラーではないという考え方もありますが、対角に配置した二人の選手と代わる場合は12回のローテ(6ローテ×サーブ側レシーブ側)のうち10回入っていることになりますのでレギュラーと捉えるべきだと思います。ちなみに、リベロと代わる選手は12回中7回です。

3.リベロの決定

リベロをチームで決めるときは他のポジションが決まった後になります。選ばれていない選手の中で一番レシーブの上手い選手をリベロにします。ただし、セット毎の変更ができないので、誰かが怪我をしたら出るかもしれないアタッカーやサブセッターはリベロにしないことが無難です。

基本的なリベロの形としては、レギュラーの中でレシーブの苦手な選手を2人ほど選んで対角か離して配置し、その選手と交代させるというものです。

まとめ

リベロについて、ざっと書いてみました。他のポジションと違って後衛であればだれとでも交代できる特殊なポジションです。しかしながら、最初からリベロだけを狙うのではなく、他のポジションも経験してバレーボーラーとしての幅を広げてほしいと思います。結果的にリベロになったら、チームの縁の下の力持ちとして頑張りましょう。

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