ポジション決めはセッターから

 前回の記事でブロック・スパイクをする人数について書きましたが、今回はポジションをどうやって決めていくかについてです。

まずセッターから

 本当は一番先に決めなくてはいけないポジションがあります。セッターです。セッターは基本的にレシーブされたボールを毎回触りますので、とっても大事なポジションです。いくら強力なスパイカーがいても、トスが上がってこなければスパイクは打てませんからね。

ワンセッター

 セッターは基本的に1人で行います。ワンセッター(1セッター)といいます。一人のセッターがずっとセッターをやります。チームで一番オーバーパスが上手な人がやると良いでしょう。

ツーセッター

 え?その人はもうスパイカーになってるって?

 大丈夫です。そういう時には、2番目にオーバーが上手な人と対角に配置して、この2人が前衛にいるときはスパイカー、後衛にいるときはセッターをやればいいのです。これを、ツーセッター(2セッター)いいます。もし2番目に上手な人がブロッカーでない場合は、対角に配置しなくてもかまわないです。

 このツーセッターシステム、私はお勧めしています。ワンセッターでしか戦えないと、セッターが怪我したり休んだりした時にチーム力ががたっと落ちます。そして、スパイクが上手な人は大体パスも上手い。上手な2人をツーセッターとしてチーム作りをすると安定します。

ツーセッターのデメリット?

 よく、ツーセッターはトスにばらつきが出るからとか言う人がいますが、そもそもトスは1人で上げてもばらつきます。一番トスがうまい人が全然スパイクを打てないならともかく、他の人並みに打てるならツーセッターを見据えて練習しておくべきです。そして、学年が1つ下の一番上手な選手を1人セッターに入れるのも手です。

こんな選手いませんか?

 さて、前回はブロッカー=スパイカーということで書きましたが、こんな選手、いませんか?

ブロックはできるけどスパイクはうまくない選手

高さは無いけどドライブ回転を上手にかけてスパイクを打てる選手

 いる場合は、ブロッカーとスパイカーを分けて考えましょう。ラリー中のポジションは、

ブロッカー=センター、スパイカー=レフトとなります。セッターはライトになります。

まとめ

今回は、最初に決めるべきセッターについて書きました。

 次回からはブロックの枚数ごとに具体的な戦い方を解説します。

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